パワーのあるビッグバイクは、その高出力をタイヤに伝える為
クラッチの容量が大きくなっておりレバーが重くなっている車両がほとんどです。
そんなクラッチの重さにお悩みのお客様が、
ホンダ純正部品の流用でカスタム&メンテナンスをしました。
車両はVTR1000Fの逆輸入車です。
内容はCBR1000RR(SC57)の純正クラッチマスターシリンダーを
取り付けるということで至ってシンプル。
よく見比べると形状はほぼ同じに見えます。本体に刻印されている
シリンダー径が違います。
VTRは 14mm で CBRは 1/2inch
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左 VTR1000F純正 右 CBR1000RR純正 |
取付けも問題ありませんでした。
ちなみにレバーはもともとCB1000SFのパーツを流用していたのですが
CBRにも流用可能でした^^
それと今回はレリーズシリンダー側もメンテナンスを行います。
故障を予防する修理は大切ですね☆
外すとこんな感じ。
突き出ているロッドを押し込むとクラッチが切れます。
ひどい腐食はなかったのですがシールはヘタリが見受けられます。
汚れも少し溜まっていますね。
交換後、クラッチを握ってみると。。
握り始め、特に半クラの領域で軽くなっていました!
あまり軽すぎず適度な手ごたえ、ってゆう感じです。
油圧クラッチは熱いエンジンに直接繋がっていますので
気付いたり点検の時期には合わせてメンテナンスを行えると
いいですね^^